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●今日われ生きてあり/神坂次郎
これは涙なしでは読めない。端的に言うと太平洋戦争で散った特攻隊員が死に向かう数時間前に、その残された家族たちに送った手紙集である。これを読んでなお、祖国のために命を捧げた若者たちを冒涜するような言葉を吐けるであろうか。
●坂の上の雲/司馬遼太郎(全8巻)[再書]
最近の日本史の教科書には東郷平八郎の名がどこにも掲載されていないらしい。全くもっておかしな話である。東洋の猿と言われた日本人が強大なロシアの南下政策の前に宣戦布告に踏み切らざろう得なかった状況下でその世界の脅威であるロシアを破ったという歴史を何故日本人は後世に伝えようとしないのか?日本人ならば絶対に読むべき一冊である。
●新ゴーマニズム宣言-SPECIAL-戦争論/小林よしのり
この本(マンガだが)は、まさに僕が常日ごろ悶々としていた世の中に充満している誤った価値観へ正面突破を行ってくれた。一応にその時々の状況や感情や打算から明快な答えを出すのは危険である。しかし、ただ過去を封印して偏った価値観を後世に植え付けるのは良くないと思う。これも一つの考え方だと思って、GHQの洗脳から目を覚し日本人として当然知るべき歴史を考えてもらいたいと思う。
●“ムッシュ”になった男/川上貴光
昔、阪神の大スターだった。牛若丸と呼ばれる程の守備の名手だった。現役時代につけていた背番号23は阪神の永久欠番になった。85年日本一になった時の監督だった。フランスに行っていた。今の阪神の監督である。僕の吉田義男像はカンタンに言うとこんなもんだ。この本は、その中でも野球後進国のフランス野球に取組んだ吉田義男が描かれている。何よりも野球が好きで、何よりも阪神タイガースが好きな人だと感じた。来年、監督を続けるかどうか分からないが、頑張って欲しい。
●オレが許さん/豊田泰光
辛口で知られるプロ野球ニュース解説者で、元西鉄ライオンズの名ショートと言われた豊田氏であるが、その辛口ぶりの裏にはやはり、野球を愛してやまない豊田氏があったんだと、改めて感じさせられた。
●虎の意地/和田豊
タイガースの和田執筆の本である。やはり新庄や桧山と言っても、和田こそタイガースの顔である。ファンの期待を裏切らず、懸命にやっているのは和田だけである。引退するまでにぜひ優勝してもらいたい。
●僕のポスターを盗んでください/原研哉
原研哉は、独特の世界を持ったデザイナーとして業界では結構有名な人だ。そんな他にはない自分のカラーを持ったデザイナーには、こうしておもしろい文章を書く人が多い。高校時代からの友人である作家の原田宗典を見て、物書きはあきらめたというが、なかなかどうして。一つのことに秀でた人は、何をやってもソツなくこなすものだなぁと、感心した。
●嫉妬の法則/ビートたけし
たけしの手に掛かると恋愛も、こうなるのかと思わせる。しかし、それがいちいち的を得ているのだ。ただ、この本読んで一番感じたのは、たけしは奥さんを、無茶苦茶やってても愛してるのだということ。
●竜馬がゆく/司馬遼太郎(全8巻)[再書]
やっぱりこの本はスゴイ!! 竜馬もスゴイし司馬遼太郎もスゴイ!! 何度読んでもイイものはイイ。高杉という天才と竜馬という並はずれた度量と世界観があったからそこ、明治維新が成立し、今日の日本があるのだ。
●世に棲む日日/司馬遼太郎(全4巻)[再書]
バイトに来ていた子に貸していた本が大量に返却され、4年振りに再読してみた。これは、吉田松蔭の生い立ちから、高杉晋作への幕末におけるその活躍ぶりを描いたものであるが、この本を再度読み直してみて感じたのは、人間の存在の不思議さと、人間の欲望についてである。人は役割を持って生まれてくるのかという命題には答えは無いが、先の二人を始めとして、その時代にとって不可欠な人物というのが必ず存在する。それは決して結果論では語れないという気がするのだ。そして、その役割は決して私欲では全うされない。だからといって、今の世の中私欲を捨てて生きることは難しい。ではどうすれば良いのか?そんなことを漠然と考えてしまった。
●「家をつくる」ということ/藤原智美
ある不動産会社の社長が感銘を受けたというので買ったのがこの本。話を要約すると、家族は家の形態によって作られるということらしい。殆どの家を建てる人の動機が、子供のためであり、そして実際、荒んだ子供は荒んだ家で育つというのだ。
●世紀末毒談/ビートたけし
何度も言うが、たけしに総理大臣をやってもらいたい。たけしの話は分かりやすく、例えば、原発問題や沖縄の米軍基地問題など、これほど分かりやすく日本国民に話をしてもらえば、無駄な労力をしなくても済むし、もっと建設的かつ有意義な国になるような気がする。
●剣客商売/池波正太郎
鬼平犯科帳と同様に、一旦読みだすと池波ワールドに引きずりこまれてしまい、切りがなくなってしまう。
●血脈の火/宮本輝
流転の海3部作の最後を締括るのが、この血脈の火。前にも書いたが、これは三島由紀夫の豊饒の海(3部作)をも越えると私は思っている。50歳にして初めて子を持った松坂熊吾の生き様、そして複雑に絡み合う人間関係の中に見える、人間の運命や業。生きるということの不思議さと、はかなさを同時に感じながら、なんとも言えない充実に浸りながら読み終えることが出来た。
●女たちのジハード/篠田節子
最近、あまりにも時代小説に傾倒したせいもあるが、今の時代の小説に感動は覚えなかった。確かにこの直木賞作品は構成や取材も行き届き、読む物を引き込むものを持っている。しかし、結婚という二文字に縛られた計算高い女性たちは、僕にしてはとても胡散臭く写ってしまった。
●何様のつもり/ナンシー関
下記同様!
●何をいまさら/ナンシー関
タイトルの通り、何をいまさらといった感じだが、実は前々から読みたかったのが、今に至ってしまった。しかし、いちいちこのナンシー関の描写というか切り口は鋭い。豊満?な自分の容姿は棚に置き、よくもまぁこんな減らず口が叩けるものだと心底関心してしまう。
●乳房/池波正太郎
鬼平犯科帳の番外編。池波正太郎ワールドが絶え間なく堪能できる。
●雪明かり/藤沢周平
これは恋愛小説集である。あからさまに自分の思いを表現できる現代が舞台ではなく、様々な時代の枠の中で思いを遂げられず、はかなくも美しい封健時代における恋愛小説だ。
●剣客群像/池波正太郎
江戸時代、剣は戦うための道具ではなく思想の象徴として認識を変えていった。しかし、その時代の流れに刃向かい己の腕に奢りを覚えたばかりに悲惨な最後を迎えたものも多い。そんな剣にまつわる様々な挿話集である。
●人斬り以蔵/司馬遼太郎
タイトルにもある人斬り以蔵ほか、幕末におけるいわば陽の当たらない人たちにスポットを当てたのがこの本だ。中でも表題の、土佐勤労党の巨魁、武市半平太を師匠に仰ぎながら、人斬りの異名を取った岡田以蔵や、時代が生んだ軍事の天才、大村益次郎など、読応え充分である。
●仇討群像/池波正太郎
公然と法で認められたいた仇討。その仇討の様々な角度で捉えたのが同書である。
●たけしの20世紀日本史/ビートたけし
やはり、たけしは並の人ではない。独自の価値観で痛烈に批判するやり口は今までと変わらないが、歴史という題材においてこれほどの的を得た批評を聞いたことがない。ほんと、いっぺんたけしに総理大臣をやってもらいたいものだ。
●向かい風/伊集院静
スポーツ誌ナンバーに連載されていたゴルフショートストーリー18話。ゴルフはよくメンタルなスポーツだと言われる。自分を現す鏡だとも言われる。この話はそんな弱い自分を改めて認識出来る挿話集である。
●プロ野球名勝負読本/別冊宝島
前に人から頂いて読んだ本だが、他の本を探していて出てきて、もう一度読み直してみた。しかし本当に、この本のキャッチにもあるようにまさに「やっぱり野球は『筋書きのないドラマ』だ!」。本のフレーズにもあるが、水島新司でも書かへんで、というような話ばかりである。野球ファン必見の本。
●蝉しぐれ/藤沢周平
時代は江戸。しかし、いつの時代も男と女の機敏に変わりはない。その気持ちの中に潜むうねりは美しくもはかない。
●あなたのお客さんになりたい!/中谷彰宏
この人の執筆のスピードは異常である。1ヵ月に2冊は書いているのではないか。さて、この本は最近、話題になっているワントゥワンマーケティングの実践版である。いまの時代、顧客をいかに増やすかというより、顧客にいかに満足させるかということに主眼が変わり、それが出来ないと生き残れないという風に変わってきている。しかし、これは実は本質であるのだ。
●ビジョナリーカンパニー/ジェームス・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス
これも同様に最近話題になっている経営学の本。様々な成功例をもとにいかに企業を存続させていくかを分かりやすく説いてある。
●複雑系の経営/田坂広志
複雑系シリーズは他にも出ているが、これが一番良いと教えられて読んだ本。
●幕末/司馬遼太郎
桜田門外の変の井伊直弼、新撰組の創設者清河八郎など、幕末を賑わせた英雄たちのエピソード集。中でも特に井上聞多に興味を覚えた。
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