[54]●哲学/島田紳助・松本人志 オススメ度:★★★
松本・紳助というテレビ番組をテーマにした、二人の文通形式の書。たけしといい、この島田紳助、松本人志とお笑い界はスゴイ奴がいるもんだ。今後もこの3人には注目していきたいと思う。


[53]●オンリーミー/三谷幸喜 オススメ度:★★★
移動中のヒマつぶしに読んだ本。学生時代、確かにこんな奴いたよなと思えるようなネクラさと小心さが心を打つ。自分の近くにこんな奴がいたら、きっとむかっ腹が立って、怒鳴り声の一つも挙げたくなるだろうなと想像しながら読んだ。


[51・52]●近藤勇白書/池波正太郎 オススメ度:★★★
大河ドラマで取り上げられる新撰組の世界に浸ろうと思って手に取った本。土方が主人公の「燃えよ剣」と違って、近藤の人情味溢れる様が描かれており、非常な親近感が湧いた。来年は当分、新撰組関連の本を読み漁ろうと思っている。


[50]●商売の原点/鈴木敏文 オススメ度:★★★★
関連会社社長の広野さんが、お客さんの前でやたら引用していたので買った本。なるほど素晴らしい。商売の基本中の基本と、世の中の真理が分かってらっしゃる。やはり、こういう当たり前のことが当たり前に大切なんだなと改めて気づいた。


[49]●よしりん戦記/小林よしのり オススメ度:★★★★
基本的に過去に発表された「ゴーマニズム宣言」からの抜粋。ただ、今まで氏が戦ってきた様子が一目瞭然で、改めて見え方としては極端に見える氏の言動が、実は非常にバランス感覚の長けた視点であるということが認識できる。


[48]●採用のプロが教える-仕事の選び方 人生の選び方/安田佳生
    オススメ度:★★★★★
■仕事選びは人生選びだ ■どんな生き方をしたいのかわからないのに、仕事なんて選べない ■「ムダ」の効用を知らないと「カッコイイ」人生は送れない ■ひとりよがりの夢を実現させても「カッコイイ」人生にはならない ■変われる人と変われない人の大きな違いは「気づく」かどうか ■仕事には「楽しさ」をおおいに求めよ ■やりたいことを見つけるためには、「何をやるか」ではなく「誰とやるか」 ■見抜かれるのは「スキル」よりも「価値観」と「人間性」 ■価値ある体験とは、自分を変えてくれる体験のこと
この本の見出しの抜粋だ。これを見て、中身を読みたい!と思わないような人とは一緒に仕事をしたくないものだ。


[44・45・46・47]大地の子/山崎豊子(1〜4巻) オススメ度:★★★★★
今さらだが、前から読みたいと思っていて、やっと手に取った本。ある一人の中国残留孤児の半生を描いた長編だ。日本で肉親を捜している中国残留孤児がいるという話は確か、小学生の頃ニュースで知った。しかし、その背景も何も知らない頃だったので、何も考えずに聞き流していたが、これを読んで改めて自分の無知さと、想像力の無さに対する恥ずかしい想いが沸き起こってきた。妹のあつ子と出会うシーンなどは、まさに全身の血が逆流するような感動を覚えた。


[43]夢-命を懸けたV達成への647日/星野仙一 オススメ度:★★★★★
数多く出回っているタイガース関連本の中で唯一、星野前監督自らが書いた本。確かに本人が書いている。と思える貴重な書。NUMBERを読んで、坪井は今岡のリーダーシップ発揮のためにトレードに出された、と思っていたが、どうやら違っていたり。各選手についても細かに描いており、読み応え十分。買ったその日に読破してしまった。


[42]武がたけしを殺す理由-全映画インタビュー集/
   北野武(インタビュアー・渋谷陽一) オススメ度:★★★★
生と死。たけしのテーマはいつもこれである。フライデー事件、バイク事故を経て、そのテーマは“死ぬために生きる”から“生きているから死ぬ”へ変化を遂げていったが、根底に流れるテーマはいつも変わらない。そして、変化の様は、映画ですべて表現されている。これを読んでつくづく感じたのは、たけしはやはり天才だということ。


[41]はじめの一歩(1〜66:漫画)/森川ジョージ オススメ度:★★★★
マンガ博士の女性スタッフから借りて完読。なにせ66巻である。いわゆるスポ根(ボクシング)ものだ。とりたてて斬新な内容でもないのだが、何故か惹かれる不思議なマンガ。合間に出てくるギャグは結構笑えて良い。昔読んだ、柔道物語(小林まこと)を思い出した。小学生の頃、マンガ家になりたいと思っていた程マンガ好きだった僕は、少女マンガを含め、かなりのマンガを読み込んだ方だが、66巻というのは例がなかった。約5ヶ月掛かってやっと読み終えた(だが、物語自体はまだ続いている)。


[40]●優勝へ!星野阪神「大躍進の秘密」/田尾安志 オススメ度:★★★★
ヤンキース松井の不調奪回の影に田尾安志アリ。と勝手に思っている僕だが、実際にそうだと思う。詳しくは書かないが、いづれにしても田尾氏のバッティング理論は実に分かりやすく、的を得ていると素人ながら思う。この本に掲載している通り、星野論においても、星野監督におもねることなく的確に描写しており、なるほど思わせる。


[39]●ホメずにいられない―オイラが出会った"ホンモノ"なヒト・モノ・クルマ/福野礼一郎 オススメ度:★★★
クルマの世界で思わず唸ってしまうような、突拍子もない人たちの話。かく言う僕も、幼稚園の頃は“好きなクルマにずっと乗っていられるから”という理由でタクシーの運転手に憧れていた。そして、今でもちょっとだけ、クルマ修理工場で働くって何かイイよなっ!体動かした後の昼飯も旨そうだし、と思っている。話は、どこの道ばたでもすぐに修理をおっぱじめる元暴走族とか、わずか2分で板金しちゃう神様のような職人、ポルシェを抜く伝説のトランザムのオッサンの話など満載。


[38]●軍師二人/司馬遼太郎 オススメ度:★★★
戦国時代の逸話集。紀州雑賀衆や、大阪の陣で真田幸村とともに、「槍をとっては天下に敵なし」とうたわれた後藤又兵衛基次などの話。後藤又兵衛は、あの黒田官兵衛(如水)に息子同然に育てられた稀代の豪傑だ。


[37]●クチコミュニティ・マーケティング2−実践編/日野佳恵子
オススメ度:★★★★
最近何かと話題になった“綾小路きみまろ”という漫談家がいる。彼の今日があるのは、クチコミを後押しするツールを上手に活用したからだ。自分の漫談をカセットテープに吹き込み、それをダビングして奥さんと二人、高速道路のパーキングエリアで無料で配ったのだ。メインターゲットは観光バス。「旅の途中、ご退屈でしょうからぜひ聞いてみてください」と配ったテープは3,000本。そのうち、テープを聞いた人から注文が入るようになる。友人にあげたいからと10本、20本というまとめ買いも起こり、独演会の依頼まで入るようになった。「面白かった」という人が増殖するのだから、クチコミはどんどん広がり、昨年メジャーデビューとなったのだ。(本文より)


[36]●マンガ金正日入門-北朝鮮将軍様の真実/李友情 オススメ度:★★★
今の地位は金日成の息子だから当然だろう。と勝手に決め込んでおりましたが、どうやら違いました。いやはや、金正日君も世に言う権力抗争でしっかり闘い、その悪知恵を駆使して今の地位に昇りつめたということが、よく分かりました。しかし、悪行三昧で彼が地獄に行くことは明白であります。


[35]●家族/北朝鮮による拉致被害者連絡会 オススメ度:★★★★
涙無しには読めない。日本人なら絶対に読んでほしい。6ヵ国協議で北朝鮮は「拉致問題はすでに解決した問題だと」ほざいているみたいだが、北朝鮮はともかく、日本の政治家の腰抜けぶりには改めて驚嘆させられた。実名で掲載されている政治家たちは、猛反省せよ。お前ら政治家として、命かけて日本国民を守らんかい!とにかく、憤りは隠せないのだが、横田さんをはじめとしたそれぞれの家族が、自分の子供を拉致された悲しみが自分たちの感覚として実感できる。国民書として、忘れてはいけない、埋もれてはいけない本である。


[34]●親日派のための弁明/金完燮 オススメ度:★★★
購入してから1年以上経ってやって完読。「あんたホンマに韓国人?極右日本人より過激やん!」という、読み始めのインパクトに比べ、内容は、戦史をなぞっているだけのような気がして、今いちだった。しかし、最初のインパクトはかなりのモノで、ベストセラーにもなっていたので、本屋にあったら、ぜひ斜め読みして欲しい本だ。


[33]●てるてる坊主の照子さん/なかにし礼 オススメ度:★★★★
次のNHK朝の連ドラの原作。舞台は昭和30年代、阪急池田駅前のパン屋さんの話。なかにし礼にはめずらしく、小学生でも読めそうな、エラい読みやすい文体だが、読んでいると妙に引き込まれていってしまう。最近の連ドラは、あまりハマるものが少ない(前の満天は最悪だった)のだが、これは欠かさず見てみたい。


[32]●クチコミュニティ・マーケティング/日野佳恵子 オススメ度:★★★★
★創業以来12年連続増収増益。営業社員ゼロ★毎月300社を超える企業から、資料請求がある★会社案内を買いたいと500冊の注文が入る★講演依頼が年間100本以上!というクチコミで会社を伸ばした、広島本社のハーストーリー社代表が書いた本。う〜む、これはスゴイ。書いてあることは当たり前のことも多いが、当たり前のことを行動する力と、もちろんアイデアも豊富だ。手垢がつくまで読み込みたい本、そして、書いてあることをすぐに当社でも真似していきたい。


[31]●海のオルゴール/竹内てるよ オススメ度:★★★★
フジテレビの27時間テレビでやっていた特別企画ドラマの原作。親が子を思うことの、かけがえのなさに感動してしまった。僕はもともと、人間の究極の愛は、「親が子を思う気持ち」だと思っていたのだが、これを読んでますますそれを実感した。読むと、本当に不幸な人生なのだが、(神様が与えてくれた試練)だというお告げをうけ、それを真摯に受けとめる姿には、魂を揺さぶられた。出来たら読むべき本である。


[30]●間取りの手帖/佐藤 和歌子 オススメ度:★★★★
これはかなり笑ける。住宅情報誌に掲載されている間取りの中で、これなに?というような、とんでもない間取りばかりを集めて掲載している本だ。おもしろいのは、おかしな間取りとそれを的確に表している一言コピーだ。間取りがないと、おかしさが伝わらないので、ここでは書かないが、立ち読みで十分なので、ぜひパラパラ見て欲しい。


[29]●そのフェラーリください!/ 清水草一 オススメ度:★★★★★
久しぶりにブッ飛ぶほどおもしろかった本。著者が“仏様”と崇めるフェラーリオーナーから「乗ってみる?」と声を掛けて頂いたことをキッカケに、大乗フェラーリ教へ入信(信者は著者一人だけ)。自分の器を省みず、欲しくて欲しくてたまらないフェラーリーを、なんとか購入。その後、様々なトラブルに見舞われながら、ますますフェラーリー様(著者はこう言う)にのめり込んでいく様子を描いた本。それほど愛してしまうフェラーリというクルマを、僕も欲しい!とちょっとだけ(実はかなり)思ってしまった。
(ビデオも買いました。フェラーリ様堪能ビデオです)


[28]●ヤクザに学ぶ交渉術/山平重樹 オススメ度:★★★
前に読んだ、「ヤクザの実践心理術/向谷匡史」と内容がかぶっている。と言いながら全部読んでしまった。しかし、極道の方々も時代が変わって大変なようだ。


[27]●三谷幸喜のありふれた生活/三谷幸喜 オススメ度:★★★★
TVに出てる三谷幸喜の、なんとも言えない“ぎこちなさ”に興味をソソられてた。舞台や映画、テレビの脚本などで話題に上がることも多く、その点からも興味を抱いていた。いずれじっくり三谷幸喜を味わってみたいと思い手に取ったのがこの本だった。朝日新聞に連載されている日記をまとめたものだ。買ったその日に読み終えてしまったのだが、その日はすぐにビデオ屋に行き、「みんなの家」を借りてきた。どこかで書いた通り、コメディにも目がない僕はすっかりハマってしまった。この人は本当に味わい深い人なのだ。


[25・26]●天涯の船(上・下)/玉岡かおる オススメ度:★★★★
ブロードキャスターのコメンテーターとして出演することも多い“玉岡かおる”。実は、加古川在住で、僕も何度か仕事でお会いしたことがある。この本も、たまたまインタービューする機会があり、その際に存在を知ったのだった。姫路藩家老のひいさまの身代わりになった少女ミサオと、後の川崎重工の初代社長として活躍する光次郎の二人の、生涯をかけて夢と愛を追い求めた男と女の物語。実在する人物と、作者の創造の人物が交差し、夢のような幻のような現実のような超大作。


[24]●星野仙一炎の監督術/高田実彦 オススメ度:★★★★
絶好調のタイガース。今年はきっと優勝だ。恐らく星野監督の手腕がこの優勝に近づけたのは間違いないが、この本で紹介されている、監督の高校時代から大学、プロに入っての選手・監督時代の詳細を知ると、さらにこの優勝が現実のものとして認識できるようになる。喜怒哀楽のリーダー学、男気の人間経営。星野監督の下で野球が出来る選手は幸せものだ。そして優勝ともなれば・・・。今から目頭が熱くなる。


[23]●[非常識に儲ける人々]が実践する図解 成功ノート/神田昌典
オススメ度:★★★
お馴染み神田先生の最新作である。売れ筋なのだろう、一番目立つところに平積みされていた。書いてあることはいつもと変わらないのだが、驚いたのは表紙に、成功者はこうなる!という事実を列挙してあることだ。つまり、大金が振り込まれている預金通帳の中身が、たくさん重ねられて表紙を飾っているのだ。分かりやすい。成功はイコール金儲けであり、金儲けを悪だと思うな。といつも書いてあるのだが、ここまでされると本当に潔い。神田昌典入門にはピッタリの本かもしれない。


[22]●マーケティングの「なぜだ」が分かる本/佐々木宏 オススメ度:★★
確かに分かりやすいんだが、いまいちインパクトが薄いな。神田さんの本の強烈さとどうしても比較してしまう。佐々木宏氏って、電通のクリエイティブディレクターだった人か、あるいは別人か?そこんことが気になるな。


[21]●AV女優(2)/永沢光雄 オススメ度:★★
世の中荒んでいる。この本を読むとためいきしか出ない。20代前半の女の子の男性経験人数が、なんと!150人とかザラだ。単にセックスが好きなだけ。倫理観もクソもあったもんじゃない。こんな子の親にだけはなりたくない。


[20]●落日燃ゆ/城山三郎 オススメ度:★★★★
「自ら計らわぬ」を信条とし、「計らずも」総理大臣まで登りつめ、文官として戦争に反対し続け、また東京裁判では一切証言を行わず、最も戦争に反対しながら、A級戦犯という汚名を被り絞首刑となった、元総理・外相の広田弘毅。まるで欲望と策略と野心が蠢く雑踏の中で、そこだけ爽やかな風が吹いているような広田弘毅の生き様は、寂寥としつつも、芯の強いすがすがしさを想いを呼び起こしてくれる。


[19]●イチローリポート/シアトルタイトル記者グループ オススメ度:★★★
イチローが大リーグデビューを果たした一昨年と昨年、地元新聞記者がイチローをどう見たかをまとめた本。今年は少し不振のようだが、改めてイチローの凄さを実感できた。地元記者のイチローの扱い様は、日本のそれをも上回る勢いだ。


[18]●図で考える人は仕事ができる/久恒啓一 オススメ度:★★★
いかに必要な事項だけを抽出して考えられるか、そして、それをいかに立体的に考えられるか、関連付けて考えられるか、プライオリティーをつけて考えられるか、ということを説く本。図の書き方など、蛇足的な要素が多いのは否めないが、なるほどと頷ける本。


[17]●ブッダ(1〜12:漫画)[再読]/手塚治虫 オススメ度:★★★★★
「人生唯一無二の書」を選べと言われたとする。まず僕は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を思い描くだろう。しかし手に取って選び出すのは間違いなくこの「ブッダ」だ。前回読んだ時も、かなりの感動で身の震える思いをしたものだった。そして、鉄腕アトム生誕などによる、手塚治虫ブームの中、久しぶりに読んでみたが、その感動は再びやってきた。ブッダの説法は、心の雑念を追い払い、人生の価値を教えてくれ、すがすがしい気持ちにしてくれる。こんな気持ちなったことは今まで記憶にない。先の「坂の上の雲」もかなりの人に薦めてきた僕だが、いかんせん好き嫌いもあると思う。しかし、この「ブッダ」は、大人から子供まで、どんな価値観の人にも読んで欲しい。そして何度も何度も読んで欲しい。自分の気持ちが挫けそうな時に読んでほしい。どうしようもないやるせない気持ちのときに読んでほしい。これは絶対読んで損はない。


[16]●経営はロマンだ/小倉昌男 オススメ度:★★★★
宅急便の生みの親でもある前ヤマト運輸会長の話。父親である創業者から受け継いだヤマト運輸を、単なる運送会社から、宅急便というサービスを軸に拡大させていった話はもとより、運輸省をはじめ総務省(旧郵政省)など、役人根性に何よりムカついた。郵便法第五条の信書の解釈について、ヤマト運輸と役人がモメていたのは知っていたが、詳細を知ると本当に役人や官僚はバカとしか言いようがない。しかし、私財を46億円もなげうって、障害者のための福祉団体を立ち上げたり、この方は正直スゴイ。


[15]●サービスの達人たち/野地秩嘉 オススメ度:★★★★
安いもので2,200万円、高いものだと4,300万円もする高級車を年間数十台売るトップセールスマンの話、「ロールスロイスを売り続ける男」。そして、「伝説のゲイバー、接客の真髄」「『怪物』と呼ばれた興行師」「ヘップバーンも虜にした靴磨き」など、いわゆるモノを作らないサービスの職人たちにスポットをあてた本。たいへん読み応えのあった。そして、これら“サービスの職人たち”のサービスぶりや仕事に対するこだわり読んで、なぜか静かな気持ちになり、敬虔な気持ちになった。


[14]●お金持ちになれる黄金の羽の拾い方/橘玲 オススメ度:★★
小林よしのりが帯で絶賛していたので、思わず買ってしまったが、内容的にはイマイチ。実際この本の中で批判している「金持ち父さん貧乏父さん」ほどのインパクトもなく、先日読んだ「借りたカネは返すな!」ほどの素人が知らない事実もなく、タイトルだけで読者を引っ張っているような気がした。


[13]●採用のプロが教えるできる人できない人/安田佳生
    オススメ度:★★★★★
この本の著者は元リクで、一緒に働いて時期が少しだけある。それはそうと、ここに書いてあるのは、いつも僕が考えたり、思ったり、感じたり、社員に言っていたことが整理されており、すごく共感できた。「カツノリは、永久に古田にはなれない!」「論理的思考が年収の差を生みだしていた」「人生の目標バーをどれだけ高く設定しているか」「プラス思考があればこそ、自己否定もできる」「仕事選びは生き方選びである」「できる人にとっては、仕事もプライベート」。とつらつら目次を抜粋したが、どうです? かくいう私も、できる人が欲しい!今日この頃です。


[12]●借りたカネは返すな!/加治昭一・八木宏之 オススメ度:★★★★
「もう自殺、夜逃げ、自己破産はせんでええ!“合法的裏ワザ”の『借金帳消し』術大公開や!」。という青木雄二の言葉に、思わず買ってしまった本。自分なんて関係ない、借金地獄に陥るヤツは、センスのないボンクラだからや。なんてこと思っていたら、会社なんてやっていけないのだ。会社経営なんて綱渡りの連続。いつも最悪のシナリオを用意し、最善をイメージして全てに取り組む。これは僕の中では鉄則だ。なので、この本は参考になった。幸い借金はないが、会社なんて一寸先は闇だ。転ばぬ先の杖ならぬ、この本は転んだ後の神の手になるかもしれない。


[11]●本をつんだ小舟/宮本輝 オススメ度:★★★★
いつものように夢遊病者のごとく本屋に立ち寄った際に見つけた本。宮本輝は海外ネタもの以外はたいがい読んでいたのだが、これはエッセイ。宮本輝が人生の中で影響を受けた本を紹介している。おもしろいのは、事業を起こしては失敗して、ろくに家に帰ってこない親父や、アル中になって自殺未遂を犯す母親とともに紹介されていることだ。宮本ファンなら、これで思わず買ってしまうだろう。つまり、小説ではない、現実の熊吾や房江が出てくるのだ。ご承知の通り、「流転の海」は宮本の人生をなぞったいわば自叙伝である。その中で、小さな体で、二十歳まで生きられない、と医者に言われた熊吾の息子こそが、宮本輝なのである。しかし、これを読むと、改めて熊吾(つまり宮本輝の親父ね)は、スゴイ人物だったとますます魅せられた。


[10]●アメリカの世界戦略を知らない日本人/日高義樹 オススメ度:★★★★
冷戦が終わり。強力な力を持ったアメリカの、ドスの利いた世界戦略が文句を言う気力も失うほど骨身につきささった、ような読後感だった。もちろんこれが全てではないだろうが、しかしアメリカというのはとてつもない国だ。イラクを叩き、北朝鮮を叩き、日本の銀行を手中に収め、唯我独尊で世界を大股で渡っていこうとしている。そして、いずれは超大国中国とも戦禍を交えることは疑いもなく、いったい世界はどうなるのか。まず北朝鮮はどうなるのか?日本はどうなるのか?たまらなく不安だ。


[8・9]●羊をめぐる冒険(上・下)/村上春樹 オススメ度:★★★★
「できる人はどこが違うのか/斉藤孝三」を読み、今までに無い作品を作りたかったから、今までの作家にないタイプになる。そのために行動から変える。という村上春樹のマラソン人生を知り、無性に読みたくなった。この作品を選んだのは、氏がはじめてとりくんだ長編らしいから。今さら村上春樹もないが、お恥ずかしいことに、これまで2冊(「風の歌を聴け」と「国境の南、太陽の西」)しか読んだことがなかったのだ。そしてこの本だが、確かに今までに読んだ、どんな小説でもなかった。なんというか不思議な感覚になる本だ。一緒に買った氏のターニングポイントとなった作品、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と、あとファンの中で一番人気の「ノルウェーの森(ほんと今さらだな)」を読んでみたい。


[7]●天の夜曲(流転の海:第四部)/宮本輝 オススメ度:★★★★★
三島由紀夫の“豊饒の海(三部作)”もかなり僕に衝撃を与えたが、何分高校生の頃だったんで今は内容もうる覚えでしかない。しかし、この“流転の海”シリーズは、司馬遼太郎の“坂の上の雲”に匹敵する程、僕の中では大きな存在だ。この第四部を読んでそれはさらに大きくなった。これほど、僕を引き込ませるものは何だろう?といつものように分析してみると、やはり親と子の関わりや、夫婦の関わり、仕事上での人との関わりなど、人間の全ての関わりを表現しつくしているからではないか、そして、それぞれが三島由紀夫の難解さとは異なり、至極判りやすく表現されているからだ、そう結論づけた。四部でまだ終わらず、あと二作で完結するらしい。第一部から20年も掛かってやっと四部なので、完結するのがいつになるか分からないが、まだ続きが読めると思うとすごく楽しみだ。


[6]●リクルートのナレッジマネジメント―1998〜2000年の実験/
 リクルートナレッジマネジメントグループ オススメ度:★★★
だいぶん長い間かかってやっと読めた。しかし、アレだな。客観的に読むと、「どうだ、オレたちリクルートは違うだろ。」という臭いが鼻について仕方なかった。確かにスゴイ。スゴイ人が一杯いる。僕も多少関わりを持った人間として、少しでも在籍できて学ぶことは一杯あったし、心底良かったと思ってる。でも、なのだ。この違和感は何なのだろう。


[5]●恐るべきさぬきうどん/麺通団 オススメ度:★★★★
かれこれ3冊目くらいになろうか。読むとまた讃岐に行きたくなる、うどんを食べたくなる。しかし、この麺通団団長のT尾氏はいつも楽しそうに仕事しているなぁ。いつでもスグうどんを食べにいけるし、色んな意味で羨ましい。


[4]●かまいたち/宮部みゆき オススメ度:★★★
話題の多い宮部みゆきなので久しぶりに読んでみようと手にとった本。時代は江戸期。こういう時代小説を書くとは知らなかったが、ここに載っている話は作家として初期の頃に書いた話らしい。藤沢周平や池波正太郎とは少し毛色の違った時代小説で、一気に読めた。


[3]●ブラックジャックによろしく(1〜4:漫画)/佐藤秀峰
 オススメ度:★★★★★
300万部という超特大ヒット漫画。タイトルから想像される通り、ドクターの話。まだ完結していないが、4巻があまりに感動的なのでとりあえずここに記した。医療業界のドロ臭い話というか、ある種暴露的な要素が多いが、恐らく殆どが真実なのだろう。(そういえば、昨日東大の教授で、雅子様の主治医が告訴されていたな)。3巻から続く感動的な話は、不妊治療でやっと念願の子供を授かった夫婦の話。授かった子供は双子で、一人はダウン症を煩っている。親としての葛藤と親が子を思う愛を、感動的に描いている。漫画とバカにしてはいけない。必読本だ。


[2]●できる人はどこが違うのか/斉藤孝 オススメ度:★★★★
上達にはそれなりの法則があるはずだ。という仮説のもと、各業界で第一線を走る著名人たちの成功・上達からその法則を探った本。それはイチローであり、アラーキーであり、村上春樹など。特にこのアラーキーと村上春樹の章は感じるものが多かった。アラーキーは被写体と自分との関係を写真にどう納めるかというを常に考えているらしい。例えばカメラの重さや大きさやシャッターの音などもすべてその考慮に入っているらしい。長い引用は避けるが、独自の価値観で写真を語る氏はさすがイチローなどに通じる相対的ではない絶対的な価値観を持っている。また、村上春樹は、今までにない新しい文体を模索するために、今まで作家としてよくある例えば、芥川龍之介や太宰治などに共通する、極めて自堕落で不摂生な生活から、朝早く起きて体を鍛えるという風に、まず生活のスタイルから変えてみたらしい。これを読んで改めて村上春樹作品をじっくり読んでみたいと思った。


[1]●ニッポンが好きだから/瀬戸内寂聴・櫻井よしこ オススメ度:★★★★
まずタイトルが良い。瀬戸内寂聴はいづれ気合いを入れて読まねばと思っていたが、これが実際のところはじめての本(対談だが)。櫻井よしこは、相変わらずの日本の政治をぶったぎっているが、もっとも印象に残ったのは、「このままだと日本はきっとなくなる」という両者の発言だった。


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