フジヤマ ミッチー 爾霊山 グゲゲ 幸福な 背番号 異常 Cafe


グゲゲゲゲツアー


 今日はスノボー。メンバーはこうだ。MARSのヤヲ社長とベイブ、ムッチィー。日宣通の藤本さん。そしてギャル2名(あらかじめ一人は可愛いという情報を入手済み)という7名である。
 さて、行く段になって決めなければならないことがあった。乗車の割り振りである。車は3台。それに誰が乗るのか?この割り振りによって道中の楽しさが大きく異なってくる。非常に慎重かつ細心の配慮が必要なのだ。もちろん注目はギャルであることは言うまでもない。
 結局、ギャル2名は同じ車に乗せようということになった。すると必然的に乗る車は決まってくる。3台の中でも比較的広い僕の車に3人乗らなければいけないからだ。僕は思った。“なんて楽しいスノボーツアーなんだろう”。しかも、可愛い方が助手席に座ってきた。“オレはツイている”とも思った。
 さて道中である。車の中では、一通りの紹介を終え話は盛り上がりつつあった。しかも、バックミラーを見ると後ろのギャルはもう寝てしまったようだ。まだ第二神名に入ったばかりなのに・・・。僕は再び思った。“なんて楽しいスノボーツアーなんだろう”。その時である。事態は急変したのだ。何でも後ろのギャルの気分が悪いらしい(まだ第二神名に入ったばかりなのに・・・)と思いつつ、僕が後ろを振り向くとギャルは口を押さえている。“マジかよ”。しかしここは高速道路である。しかも渋滞しているのだ。どうすりゃいいんだ一体・・・、その瞬間だった。後ろの座席から慌ただしい音が聞こえてきたのだ。再び後ろを振り向くと、ギャルはドアを開けようとしているではないか。“ココでかぁ”。ドアを開けたギャルはおもむろに頭を外にだし、『グェエエエ。グゲエエ。』とやりやがったのだ。周りの車はもちろん冷たい視線を浴びせかけてくるし、後ろの車はパッシングしてきた。“ひぇ〜”。僕は困った。そんなこんなでもう一度、『グゲエエ』して、一旦、大蔵谷インターで下りた。言うまでもなくギャルは、可愛いギャルとともにトイレへ駆け込んだのである、車に残されたのは僕とギャルの口から『グゲエエ 。』された残がいと、酸っぱい臭いだけであった。
 と言っても不可抗力の事態なので、露骨に嫌な顔は出来ないのだが、“僕の楽しいスノボーツアーは?”という行き場のない憤りと、初対面ゆえの嫌な印象はどうしようも拭いきれない 僕であった。
 そして、前の席のほうが酔わないのでは?という可愛いギャルの忠告のもと、『グゲエエ』ギャルは前の席に座り現地に向かったのである。その夜、風邪をひいていた僕は、酸っぱい臭いが充満する車内の空気を循環させるために、窓を開け続けて凍えそうになり、それから5回ほど『グゲエエ』した後、やっと現地に着いのであった。
 現地に着いても、外でやりゃいいのに車の中で5分ほど『グゲエエ』である。『グゲエエ』になってから、僕の車の中では、あの楽しい雰囲気がまるでウソのようにシーンと静まり返り、そのまま朝を迎えたのであった。

 帰り道は帰り道でヤヲさんの陰謀で、僕は『グゲエエ』ギャルと二人で帰るハメになってしまった。帰りも結構込んでて3時間ほどかかったのだが、僕と『グゲエエ』ギャルとの間で交わされた会話は2分にも満たなかったことを付け加えておこう。
(1997年2月7日)

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