対馬へ。(2005.05.30)

対馬に行ってきた。
 2日も会社を休んで、わざわざ長崎県は対馬まで、嫌いな飛行機を乗り継ぎ、日露戦争・日本海海戦のために行って来たのである。マジである。我ながらアホである。
 参加したのは、“日露戦争日本海海戦100周年記念レリーフ除幕式”というイベント。長崎県知事も対馬市長も、自衛隊も、ロシア軍隊も参加した全うなイベントで、最初に紹介された祝電は、東京都知事、石原慎太郎からだった。
 参加されている方々は、ほぼ全員スーツ姿。胸には、“興国の荒廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ”の意味の信号旗・Z旗(※フェアレディーZのZはここからとられた。ので、対馬ではオープンのZを借りて疾走!)か、国旗のバッチが輝いているような、モノホンの人たちばかりだったのだが、そんな中、半パン・ポロシャツという軽装で行ってしまい、えらく目立ってしまった。
 モノホンと言えば、自分の息子に真之(「坂の上の雲」の主人公の名)という名前を付けている方がいて驚いた。(家族連れで参加されていた)
 あと、イベント後に肉ジャガの炊き出しがあったのだが、何故この日露戦争の記念イベントで肉ジャガなのかというと、実は、日本海軍の総司令長官・東郷閣下に関係があった。その東郷閣下が、海戦前にイギリスへ留学した際、そこでシチューの旨さを知り、これをぜひ日本で味わいたいと、帰国後作らせたらしい。ところが、うまく出来ず、その出来損ないが肉ジャガだというのだ。
 つまり肉ジャガは東郷閣下が作ったようなものなのだ。知らなかった。
 ※あと、伊藤博文が乗っていたクルマも展示されていた。

 対馬は、海がきれいで、自然たっぷりの、とても素晴らしい所だった。
 こういうイベントがなくても、是非また、今度はゆっくり来たい。



ちょうど100年前のこの日、この海の彼方で日本海海戦が行われた。感慨深い。
当日は100年前とは違い、「天気晴朗デアリ波低シ」だった。

これがその記念レリーフ。バルチック艦隊司令長官ロジェントウィンスキーを見舞う東郷閣下が描かれている。

これは日露戦争・日本海海戦で亡くなった方々の慰霊碑。ロシア側6,000人に対し、日本側120名。

海上自衛隊の方々ももちろん参加。真っ白な制服が眩しかった。

これでもか!というくらいに、やたら長かったロシア教司祭の祈祷。

イベント終了後に炊き出された肉ジャガ。ちょっと油っこかったが旨かった。


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