洋楽に目覚める。ナックのマイシャローナに衝撃を受ける。ビルボード系

 
  GET THE KNACK/KNACK
中学に入って、早熟な同級生に教えて貰ったナックのマイシャローナ。それまで歌謡曲しか聴いたことのなかった僕に大きな衝撃を与えた。確か医者の息子の家で、当時めずらしい大型ステレオで聴いた思い出がある。今聴いてもカッコイイ!ここから僕は音楽に目覚めたのだ。

生まれて初めてコンサートに行く。
YMOの2000-20テクノポリスツアー
YMO系
 
 
  YELLOW MAGIC ORCHESTRA/YELLOW MAGIC ORCHESTRA
洋楽に目覚め始めた僕が、最ものめり込んだのがYMOだった。当時は、日本人というより海外で成功したということで、洋楽のように聞いていた。この頃はYMO命で、中学校で同級生の間からYMOのことならサカモトに聞け!という風潮が出来ていた程だった。
 
 
  音楽殺人/高橋幸宏
YMOの中でも一番のお気に入りは高橋幸宏だった。幸宏の神経症っぽい軟弱なスタイルがなんとも格好良かったのだ。彼には様々な部分で多大な影響を受けた。これは2ndアルバムだが、この次に出た「ニュウロマンティック」というアルバムが今も一番好きだ。
 
 FMばかり聴きまくる。
ビルボードのヒットチャートは欠かさずチェック。
ニュロマンティック系
 
 
  THE NIGHT FLY/DONALD FAGEN
中学3年の冬。友人と高校受験の勉強をしながら聴いておったまげたアルバム。この完成度の高さは、1980年当時としては驚異的だ。そして、今も色褪せることはない素晴らしいアルバム。
 
 
  RADIO FANTASY/一風堂
当時珍しいドイツ・ベルリンでの録音。そして英国でのヒットをひっさげて凱旋した一風堂のアルバム。もちろん「すみれ」以前だ。こんな突飛な日本人がYMOの他にいたことが驚きだった。
 
 
  TECHNODELIC/YMO
YMOの偉大さを決定づけたアルバム。聴くたびに進化を続ける様は、僕にもっとも大きな影響を与えた。今では当たり前のサンプリングマシーンを初めて使用し、ガムランから前衛音楽までを取り入れたこの先進性は驚く他ない。僕のベストアルバムだ。
 
 ジョン・レノン凶弾に倒れる。ジョンに没頭。 ビートルズ系
 
 
  DOUBLE FANTASY/JOHN LENNON&YOKO ONO
ジョンが死んだ日(1980.12.8)に何気にFMから流れてきて初めて聴いた「MOTHER」と「STARTING OVER」が僕の心を揺さぶった。実はその死んだ日に初めて聴いたのだ。それ以来、ジョンは僕のベストミュージシャンの一人になった。今でも12月になると自然と聴きたくなるから不思議だ。
 
 
  LET IT BE/THE BEATLES
「LET IT BE」のビデオの格好良さったら無かった(ビルの屋上でのライブ)。僕はこういう後期のBEATLESが大好きなのだ。もちろん「サージェントペッパー」や「ホワイトアルバム」も最高!「リボルバー」もイイ。「マジカルミステリーツアー」も結構好き。つまり殆ど大好き・・・。

流行っていたスペシャルズやスペシャルAKAなどを好んで聴く。スカ系
 
 
  RICE MUSIC/土屋昌巳
容貌から変な人に見られる元一風堂の土屋さんだが、彼のギターはあの布袋さんが師匠と仰ぐほどと知る人は少ない。沖縄音階をふんだんに取り入れ、パーシー・ジョーンズの変態ベースが唸るこのアルバムを僕は当時、死ぬほど聴いていた。
 
 
  ブリキの太鼓/JAPAN
デビッド・シルビアンの美形な顔に似合わない渋い声が僕は好きだ。中国&日本を意識したこのアルバムも当時としては最高傑作だと思っている。スティーブ・ジャンセンの変則ドラムとミックのうねうねベースの融合が見事だ。

新生キング・クリムゾンにビビっとくる。
イエスやピンク・フロイドも聴き始める。
プログレ系
 
 
  DISCIPLINE/KING CRIMSON
このアルバムも初めて聴いた時は、ぶっ飛んだ。なんちゅーギターや!ロバートフリップ&エイドリアンブリューという二人の天才ギタリストのテクニックがあますことなく発揮されたアルバム。この新生クリムゾンを聴いて、僕はプログレの道を歩み出したのだった。
 
 
  クリムゾンキングの宮殿/KING CRIMSON
このアルバムが、なんでビートルズのアビーロードを蹴落として英国チャート1位に躍り出たのか不思議だが、強烈なインパクトがある。暗くねっとりとした音感は、当時の僕の多感な心を刺激してやまなかった。
 
 松田聖子の曲を、尊敬する細野晴臣が
手掛けたのをキッカケに、マジメに聴き始める。
聖子系
 
 
  PINEAPPLE/松田聖子
歌謡曲だとバカにしながらも、妹の影響と楽曲のレベルの高さで、図らずしもハマっていった聖子ちゃん。このPineappleから、Candy、Canary、ユートピア、Tinker Bellなど聴きまくっていた。当時付き合っていた彼女と、大阪城ホールへコンサートへも行ったりした。聖子ちゃんの曲は、甘くせつない青春時代の思い出と共に僕の心の中にある。
 
 デビッド・ボウイやTレックスのメイクにおったまげる。グラムロック系
 
 
  ZIGGY STARDUST/DAVID BOWIE
KING CRIMSONのロバートフリップがプロデュースした「Scary Monsters」が確かキッカケだったと思う。「Ashes To Ashes」「Heroes」「Young Americans」などを始め、ボウイの曲はカッコ良過ぎる!もちろんベストは「ZIGGY STARDUST」だ。
 
 
  ハートに火をつけて/DOORS
ロス出身なのにやたら退廃的な雰囲気、かつアカデミックという、得体の知れないジム・モリソンの魅力にすっかりやられてしまった。彼はまさしく天才だった。
 
 
  VELVET UNDERGROUND/VELVET UNDERGROUND & NICO
当時も話題に登りまくりのウォーホールプロデュース、ベルベットの1st。薄い骨組みのような音だが、時代が経つにつれ偉大さが分かるアルバム。
 
 EBTGなどのチェリーレッドレーベルにどっぷり浸かる。スミスも好き!トレイシー・ソーンのソロが一番のお気に入り。チェリーレッド系
 
 
  遠い渚/トレイシー・ソーン
ボサノバのハシリのようなアルバム。トレイシーのギターと歌声だけのシンプルさがたまらない。たまたまラジオで耳にして、必死でレコード屋を探し回った覚えがある。
 
 細野晴臣の“はらいそ”にご教授頂き、沖縄民謡に酔う。沖縄民謡
 
 
  PARAISO/細野晴臣
細野さんは時代に迎合することなく、音を追求し続けた探求者だ。当時、誰も取り上げることのなかった沖縄民謡を初めて取り入れた。トロピカルでオリエンタルなこんなアルバムを作れる人は、後にも先にも細野さんしか居ない。いつ聴いても心に沁みるアルバムだ。
 
 高橋ユキヒロの影響で、ピエール・バルーなどのシャンソンを聴く。シャンソン系

ブルースブレイカーズやヤードバーズなど白人のR&Bにハマる。R&B系
 
 
  JOHN MAYALL'S BLUESBREAKERS/JOHN MAYALL'S BLUESBREAKERS WITH ERIC CLAPTON
土屋さんがこんなのが好き!というのを知って聞き始めたR&B。中でもこのブルースブレーカーズが最高だった。この頃から白人のR&Bに傾倒していく。

ローラーの友人の影響で、大御所チャック・ベリーを始め、バディー・ホリーなどを聴く。R&R系
 
 
  FIGHT OR FLIGHT/THE MODS
軽音楽部だった僕は、このモッズの曲で文化祭をやった。これも思い出とともに青春の1ページにしっかりと刻み込まれているアルバムだな。とりあえず軽音楽部はモテてましたな。文化祭はヒーローでした。
 
 ピストルズやクラッシュを友人の影響で聴く。パンク系
 
 
  YELLOW BOOD/ARB
モッズの流れで、このARBやボウイも結構聴いていた。ARBはかなりの間ハマって聴いていた覚えがある。

強く薦められてツエッペリンの聖なる館を聴く。結構好きになる。ハードロック系
 
 
  聖なる館/LED ZEPPELIN
軽音楽部の同級生に、絶対いいから聴け!と強く薦められて聴いた。当時、ハードロック(特に産業ロック系)に嫌悪感を示していた僕は、これを聴いて目からウロコが落ちた。完成度が高いのだ。「プレゼンツ」や「3rd」も勿論だが、このアルバムが群を抜いていると思う。

ジョージ・ウィンストンなどのウィンダムヒルレーベルばかり聴く。ウィンダムヒル系
 
 
  AUTUMN/GEORGE WINSTON
何故か急にMY BOOMと化した癒し系音楽。それまでイーノの環境音楽はたまに聴いていたが、ピアノソロのアルバムを買ったのは、エリック・サティー以来だった。レーベルごとのめり込んでしまい、レコード買いまくっていた。

 
  THE JOSHUA TREE/U2
テクノデリックや、ナイトフライ、聖なる館(ジャンルはバラバラだが)など完成度の高いアルバムは数あれど、魂を揺さぶる完成度の高さは、これをおいて他にはない。素晴らしい出来だ。

バンドエイドに出てるクラプトンに一目惚れ。演ってた曲は、
ボブ・マーリーの“アイ・ショット・ザ・シェリフ”。
レゲエ系
 
 
  461 Ocean Boulevard /ERIC CLAPTON
元来、白人のR&Bはベースにあったものの(ヤードバースやブルースブレイカーズは大好き)、クラプトンのソロにはなぜか辿り着かなかった。しかし、ひょんなことから、バンドエイドに出演するクラプトンに一目惚れし、レコードを買ったら、これがもう久しぶりに興奮を抑えきれず、すぐに全アルバムを買い揃えてしまった。
 
 
  GRAFFITI BRIDGE/PRINCE
才能はあるとは思っていたが、なぜかすんなり入りきらず、聞き流していたプリンス。だが、このアルバムのファンキーさには度肝を抜かれた。風貌からどうしても好き!と言えなかったが、コレを機にハマリ込んでいった。

ピーター・バラカンと、ライ・クーダーと、デビット・バーンの影響でカリプソを始めとした民族音楽に多大なる興味が湧く。民族系

会社の先輩に教えられて、70年代のソウル・ファンクを聴き始める。ファンク系

 
  I'm gonna take this CHANCE/CHAR
今一番聴いているのが、CHARだ。「SMOOKY」や「ALL AROUND ME」など忘れ得ぬ曲は数あれど、このアルバムからドンドンのめり込んでいった。カッコ良過ぎる!


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