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September 26, 2012
[2012:015]白洲正子の宿題(日本の神とは何か)/白洲信哉
オススメ度 : ★★★
白洲正子とは、(吉田茂の側近として有名な)白洲次郎の妻である。その白洲正子の次男兼正と小林秀雄の娘・明子の子が、著者の白洲信哉だ。「日本の神」それは、白洲正子の著作のひとつのテーマであった。そのテーマを、日本各地の祭りや神社などを訪ね歩き、紀行随筆としてまとめたものが本書だ。『祖母』である白洲正子は、檜原神社がお気に入りだったそうだが、読んでいると、来月予定している、大神神社・三輪山から石上神宮までの散策がさらに楽しみになってきた。また、同じく来月、九州へ行き、(今回は高千穂や弊立神宮・天の岩戸神社には行かないが)宮崎から大分への日本神話を訪ねる旅を予定しており、イメージを重ねがら読み進めることが出来た。ただ、本書にもページを割いて紹介されていた、高千穂・夜神楽が時期がずれていて行けないのが残念だ。本書にもあるように、日本神話を深く知るためには、神楽は欠かせない。いずれ機会を見て行きたい。
skmt | 11:32 | book | Comments(0) | トラックバック(0)
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