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オススメ度 : ★★★★

数年間に知り合いから「いま、許永中に興味があるんです」と、バブルはじけて15年以上経ってから言われて、ああそんな人居たな。イトマン事件の人だなという感想しかなかったのだが、次第に興味が膨らみ、この書を手にした。読んで改めてその全貌を知った訳だが、出てくる名前が凄い。政治家はもちろんのこと、名前を挙げれば亀井静香、竹下登、渡辺美智雄、浜田幸一、金丸信。その他、小佐野賢治、瀬島龍三、児玉誉士夫、笹川良一、堤清二、堤義明、大林宣彦。果ては、韓国大統領の実弟から山口組の宅見勝まで・・・。この関わりを広さを見ただけで彼の得体のし知れなさが分かる。しかし、彼はまだ生きていて韓国に居るという。死んだらまた再注目されること間違いなしの人間模様だ。