diary

June 07, 2012

出口主義

出口主義(exitentialism)とは、細分化し袋小路化した社会、
文化を打破したいという意味が込められた、サルトルの実存主義
(existentialism)をもじってつけられた架空のイデオロギー。

そんなカッコ良いイデオロギーでもコオロギでもないのだが、
最近、「出口主義(というか出口大事主義、出口イメージ重視)」
というキーワードが頭をよぎることが多く、
また、人との会話で出てくるケースも多い。

要するに、年を取れば取るほど、
何を目指して生きるかということを明確にしなければ、
やみくもに頑張れなくなってくるので、意識すべきだよねっていうこと。

自分的には、幼い頃から「死ぬ瞬間に幸せだったと思え、言えることこそが本望!」
と思ってきたのだが、それにプラスして、
「気心知れた友人や家族と、美味いご飯を食べながら、楽しい酒を飲むこと」が、
一番の幸せなことだなぁ、と昔以上に思い始め、人生で大事なのは、
「友人(伴侶)」と「健康」と「少しのお金」だと言ってた大橋巨泉の言葉は、
全くもってその通りだと噛みしめている今日この頃なのだが、

いろいろ経験を積んできて、お金もそれなりに使えるようになってくると、
いかに社会に貢献するか、とか、いかに誰かの役に立つか、
ってことを不思議と皆考えるようになる。というか正確には、
そう考えるような人と付き合っているということかも。


最初に会社を立ち上げてから、しばらくの間の採用の基準が
「こいつとまた会って、飲みに行きたいと思えるか!」だったが、
途中から、「いかに会社に必要なスキルを持っているか」とか
「とにかく忙しく猫の手も借りたい」からと採用した人間とは、
今思えば、全く持って薄っぺらな付き合いしか出来なかった
(自分が、誰とでも仲良くなれるような性格じゃないからだろうけど)し、
そうした人とのコミュニケーションが面倒臭くてしょうがなかった。

そういう観点で今思うのは、会社を経営していくのには
「明確な理念を具現化するための組織」を作るか、
「同じ価値観で、一緒に仕事をしていて楽しい人ばかりの仲間」
で突き進むかの二者択一でしかないんだろうし、
結局「明確な理念を持ち得なかった」から、
前の会社を結局手放さざろうえなかった訳で・・・。

話を戻すと、出口(何を、誰と、どう目指し、どうありたいか)を
しっかりと考えることが重要であると認識し、
その為に様々なことを実行していくのが、自分の言う出口主義だ。
もちろん、人生、そんな簡単にいくはずもないので、
理念はしっかり持って、あとは地道に結果は考えずやり抜くことしかない。
流れに身を委ね自然体で。

今で言うと、例え「この人とまた会って、飲みに行きたい」
と思えなくても、色んな人がいる組織(雇用形態はいろいろあるとして)
を作ることも、今なら全く厭わない。なぜなら、今の自分には運良く、
たくさんの優秀な友人(ブレーン)がいて、あらゆる相談には乗ってくれるし、
そんな方々の仕事の質は高いし、そんな方々との「楽しい飲み会」には
事欠かない。また、「明確な理念」も見えているので、
それを早く具現化できるのであれば、
むしろそれなりの組織を(作れるなら)作りたいなと思っている。

もちろん、人が会社にたくさん居ると、
どうしたって色々問題が出てきてややこしいのだが・・・。

先日もある社長とこんな会話になった。


 社「いまは社員はいるんだっけ?」
 僕「いや、社外役員はいますが、社員はいません」
 社「いいなぁ」
 僕「どうしてですか?」
 社「だって、面倒臭いじゃん」
 僕「まぁ、確かにそうですね、社員って好き勝手言いますし、親の心子知らずですからね」
 社「社員の愚痴なんか、全く聞かなくていい。
   幹部連中にもそう言ってる。疲れるだけだし、楽しくない!」
 僕「なるほど、確かに楽しくないですね」
 社「仕事、楽しくないと嫌だからな」
 僕「確かに楽しい仕事がいいですよね!」


かれこれ、20年もの間社長をやっていて、また、
100名以上社員を抱える社長のいうことだから重みがあったわ。
素晴らしい。いずれにせよ出口に向かって、やり抜かねば、生き抜かねば。

skmt | 00:18 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

April 11, 2012

飲み屋で3時間も寝てしまった

Facebookのせいばかりでもないのだが、
ブログが全然更新できていない。

しかし、思えば、
このブログを始めた1996年には、
殆どの人がブログなんて書いてなかったのが、
今では逆に、多くの人がブログをやり、つぶやき、
Facebookに書き込んでいる。いやぁ、時代も変わったものだ。

さて、・・・・話が拡がらない。
特に何を書きたいわけもなく、当てなく、
まるで椎名誠の小説のように、だらだらと書き始めたので、


そうそう、今年に入ってから本当に忙しく、
盆と正月が一緒に来た感じというか(ちょっと違う?)、
想定される仕事が全部まるごと一気に押し寄せてきた感じで、
特に2月3月は、めずらしく殆ど飲みにも行けず、
ひたすら仕事してた。

昔からそうだが、
ちょっと仕事が忙しくなり
仕事に忙殺されている時期を過ぎると、
とにかく飲みに行きたくなり・・・行きまくる。
3月下旬になり、やっとこさ仕事が落ち着いたら、
まず久しぶりにスノボー(湯沢)に行って、
その後、飲み会の予定を入れていった。

で、まず初っぱなの飲み会の相手は我が師匠。
いつものように目黒で飲んでいたのだが、
あまりに疲れていたのか、
一軒目で日本酒を飲み過ぎてしまったのか、
(最近、日本酒がマイブーム)原因は分からないが、
二軒目の店で、もう一人の友人が合流すると連絡があったので、
飲みながら待っていたら、二人ともそのまま寝てしまい、
気がついたら、なんと3時間も経っていた!
ってなことがあった。
ちなみに合流予定の友人も飲み過ぎて乗り過ごし、合流できず・・・。

毎年恒例の怒濤の忘年会(夕方から始発まで飲み続ける轟沈会)では、
合間に少しうとうとしたことがあったが、
まさか3時間もどっぷり寝るなんて(しかも二人とも)。


あと先週、神戸で開催されていた
「神戸バル・ウィーク2012(主催:神戸新聞事業社)」
http://kobe-barweek.com/

の主催者の方と、
取材を兼ねた飲み会にご一緒して、
最近出来た店から、老舗店まで、
計5軒の店をはしごしたのだが、

その感想は、

長年神戸に住んでいながら、
まだまだ知らない、いい店がある!
狭い神戸だが、まだまだ奥が深い!

いやぁ、やっぱ神戸は良い街でしたわ。
いまさらながら。

という、とりとめもない日記でした。

DSC_0028.JPG
二軒目に行ったヴァンビーノ。前菜がおいしかった!

DSC_0033.JPG
四軒目で合流した千賀子様、この日が誕生日なので、お祝いを。

skmt | 17:59 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

January 14, 2012

今年のテーマは「無為自然」。

何年か前から決めている一年のテーマ。
昔は、書き初めに書いて家に貼っていたのだが、
最近は出来ていない。が、テーマは決めている。
今年これ。

「無為自然」

なんて言うんだろう、
肩肘張らず、力を抜いて、自然体で、
過去を後悔せず、未来を心配をせず、
今を生きて、自分を信頼し、宇宙を信頼してこう!
という想いを込めて決めた。

今から16年ほど前に
独立して会社を作った時に
大いに感じていて、

そして、一昨年に、
想いも新たに再び会社を作って、
再び感じていること。

それは、昔も今も、
一から独立してなんとかやってこれて
いた(いる)のは、決して自分の実力ではなく、
周りの方々に助けられてこそなのは勿論なのだが、

もっと言うと、全てはたまたま起きているのではなく、
決められた(自然の)成り行きの通りに進んでいて、
何か大いなる力によって、生かされていると。

本当に、そう思わざろうえないと
納得できないようなことばかりが不思議と起る。

そして、今年2012年は、
ここ数年の激動が落ち着き、
全てがうまく回っていくような気がする。


ちなみに去年のテーマは,
「繋がる」だった。

大切なのは、目に見えない繋がり。
なんとなく、そう思っていたら、
東北の震災が起きて、繋がり(絆)が
大いに注目されて驚いた。


ところで、
年末クリスマスから、
羽田発でタイに旅行に行ったのだが、
そのまま関西に戻って年越しをしたのだが、
タイ(パタヤ&バンコク)から、三が日まで、
本当に本当に浴びるほど酒(ビール&日本酒)を飲んだ。
こんなに飲んだ年末年始は未だかつてない。

ので、体が重い。
軽くせねば。

skmt | 00:22 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

December 19, 2011

ヘビロテ

最近のへビーローテーション画像がこの5つ。

これはFACEBOOKで発見したのだが、さすが須藤元気!という訳で、曲も踊りも格好良くて、YouTubeでもiPodでもヘビーローテション。他の曲もチョー格好いい!


ZEPPELINの他の曲を弾いてるジミーペイジが見たくて、たまたま見つけたのだが、格好良すぎ!で、自分の弾きたい!と、早速練習を開始した。この曲は変則チューニング(EADADE)なので、家にあるギターのうち一つはずっとこのチューニングのまま置いてある。


スティングの歌っている姿が見たくて見つけた超美声の女性の「見つめていたい」。上手すぎる。


上のVega繋がりで発見した、我らがスザンヌ・ベガ。
「ルカ」は今でも忘れられない名曲だが、この曲も素晴らしい!


The Rain Songを見て、弾き始めたのをキッカケに、昔から弾きたいけど、コードのよく分からない曲も、YouTubeで探せばだいたいなんでも、誰かがCOVERしてて、その指の動きでなんとなくコピーできることを発見。それ以来、いろいろ探した中で、もっとも完コピしたく、何度も見ている画像。

いやぁ、なんか最近、打ち込んでいる趣味がないな(神社巡りくらい?)、
と思って久しぶりに弾き始めたギターだが、楽しいわ。

と、あまりにブログを書いてなかったので、久しぶりに書き込んでみた。

skmt | 23:41 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

September 23, 2011

仏教に

このブログで何度も書いているが、
最も好きな本は、手塚治虫の「火の鳥」で、次が「ブッダ」だ。
本と言いながら、実はどっちもマンガなのだが、
読んだことのある方なら、両作品の、
クオリティーの高さに異論は全くなかろう。

ちなみにその次に好き(イコールお薦め)な作品は、
「坂の上の雲」で、あとに三島由紀夫の「豊穣の海」シリーズと、
宮本輝の「流転の海」シリーズと続く。

そういえば昨日、「流転の海」シリーズの第六部(慈雨の音)が
ふらりと立ち寄った本屋に平積みされていたので即購入。
読むのが楽しみだ。


で、なんの話かと言うと・・・、

「火の鳥」の話だ。

つい二週間ほど前に台風十二号が通過する影響で、
週末どこにも出かけられず、自宅で暇を持てあましていて、
本棚からふと手に取ったのがこの「火の鳥」だった。


手に取った巻は、
「仏教」対「神道」が
題材となっている(太陽編)だったのだが・・・、

日本には、
太古から、自然畏敬を基盤として信仰されてきた
「神道」があるのだが、その一方で、約75%の日本人が
信徒だと言われるほど浸透している「仏教」がある。

しかし、飛鳥時代に日本に伝来した当時は、
「仏教」はいわゆる外来宗教であったわけで、
素晴らしいお釈迦様の教えを浸透させるというよりも、
国内を統治するための、いわばツールであった。

久しぶりに読んでみて、
外来宗教としての「仏教」
(イコール「神道」の敵対するツールとしての宗教)
という観点に、改めて新鮮な驚きを得て、
いずれリタイアしたら本格的に学びたいと思っていた
「仏教」に俄に興味が湧いてきていた訳だ。


そして、

その翌週、関西に出張していて、
いつものようにほぼ毎晩飲みに行っていたのだが、

奇しくも、その全然別々の飲み会の席で、示し合わしたように
「仏教」の話がでたことに、不思議な繋がりを感じた。

また、先に書いたように、いずれリタイアしたら詳しく学びたい・・・
と思っていた想いを見透かされたように、飲みに行っていた方に、
「学ぶなら、今でもいいんじゃないですか」
と、言われたこともあり、急遽「仏教」がマイブームになってしまった。

それなら、四国に詣ろうか・・・
などと思ったりしているわけなのだ、結構マジで。

skmt | 23:55 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

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