diary

October 25, 2012

九州への旅

「いつから興味があるのですか?」

と、よく訊かれるのだが、
正確にいつからとは覚えていない。

神社巡りや、日本神話への興味のことだ。

ただ、その原型は、
日本という国の文化や慣習・歴史などに
強い関心を持ち始めた中学生の頃からあっただろうか。
これは、何度も書いているが、中学生の頃の社会の先生と、
三島由紀夫の影響が大だ。

その後、京都や奈良にはよく訪れていたし、
社会人になった頃から、伊勢神宮には、
ほぼ毎年のようにお参りしていた。

その興味への拍車が掛かったのが、
親父が亡くなり、最初に創業した会社が
10周という節目を迎えた頃からだろうか。

その後、事あるごとに神社へ行くようになり、
京都や奈良には覚えていないくらいに通った。
そして、旅行と言えば、戦跡や史跡巡りばかりだったのが、
加えて、神社巡りとなってからも久しいが、
今回の九州への旅は、そんな中でも際立つ旅となった。


九州は、母親の実家が大分別府ということで
何かと縁があったものの、小さい頃はともかく、
中学の修学旅行以来、殆ど行ったことがなかった。

だが、五年ほど前に行ってからは、
例外なく毎年行くようになるほど、
お気に入りの地域となった。

鹿児島へは、知覧や屋久島などと
ピンポイントで行ったりしていたものの、
最近では、熊本空港から入り、黒川温泉と
久住あたり(プラス湯布院)に宿泊し、
大分空港から帰るという
九州横断ルートパターンが定番化。

もちろん、途中、有名な神社には寄ることは忘れていない。
(阿蘇神社、弊立神宮、高千穂神社、天岩戸神社など)

今回は、前の日記の通り、
国東半島(宇佐神宮近辺)に縁があると不思議なハンコ屋さんに指摘され、
また、その他シンクロ的に幾つもの啓示があり、急遽行くことにした。
したがって、今までとは全く違う毛色の旅だった(メンツも特殊)。

最初の二日間はほぼ神社を巡りのみを目的としていたのだが、
残りの二日も導かれるように神社を巡ることになり、合わせて四日間で、
なんと十五もの神社を巡ることと相なった。


[一日目]
 鵜戸神宮(断崖の洞窟に社殿を構える神社)
 青島神社(山幸彦と海幸彦の伝説が残る神社)
 宮崎神宮(日本の初代天皇「神武天皇」を祀る神社)
 江田神社(黄泉の国から戻ったイザナギノミコトが禊を行った場所)
 都萬神社(富士山と同じ、木花開耶姫命を祀る神社)
 都農神社(神武天皇が日向を出立する時に祀った社)
 大御神社(日向のお伊勢さまと言われる神社)

[二日目]
 宇佐神宮(今回の旅、最大の目的の神社)
 大元神社(御許山:宇佐神宮の元宮)

[三日目]
 筥崎宮(応神天皇、神功皇后、玉依姫命を祀る日本三大八幡宮)
 香椎宮(応神天皇とその両親が祭神として祀られる)
 宗像大社(辺津宮のみ、中津宮にはなぜか行けず)

[四日目]
 太宰府天満宮(言わずと知れた学問の神様)
 竃門神社(実は今回訪れた中で最も良かった神社)
 宇美(生み)八幡宮(応神天皇御降誕の地;安産の神)

最初の二日間は、
昼飯を食べる暇の無いくらいハードスケジュールで、
戦跡マニアでもある自分にとって目的の一つであった、
宇佐海軍航空隊戦跡がまったく回れず仕舞いだったのが残念だったし、
大分別府で出版会社を経営する伯父とも会えれば会いたかったが
それも残念ながら叶わずだったが、その他は、まさに満喫。


また、今回改めて気付いたのは、
九州の食べ物の美味しさだ。

それは、鹿児島、熊本、大分、宮崎、長崎、福岡(佐賀は行ったことなし)と
ほとんど全ての場所に行った際も思ったことだが、今回は特にその思いを強くした。

今回の食事は殆ど博多近辺で、その全てを
地元在住であったり、地元出身の友人知人に
教えて教えてもらったり連れて行ってもらった店ばかりだったので、
その感がさらに強くなったのだと思う。
どこの店もおいしくて、おいしくて・・・・。

おまけに教えてもらったり頂いたりした土産物もこれまた最高で、
自宅に戻っても、しばらく九州の旨いものを満喫する日々は続きそう。

IMG_0072.JPG
日向のお伊勢さまと言われている、大御神社。

skmt | 17:41 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

September 19, 2012

人が亡くなるということ

先週末、親しくさせてもらっていた知人の奥様が、
2年に渡る闘病の末、残念ながら亡くなり、葬儀に行ってきた。
まだ、51才という若さだった。
ご自宅に何度もお邪魔したり、家族同士で一緒にキャンプに行ったり、
その他、本当にいろいろお世話になった方で、
当時の優しい眼差しのままの遺影を見て、なんとも辛かった。


そして一昨日、自宅も近所だった昔の会社の先輩が、
同じく闘病の末に亡くなった。
自分と殆ど年齢が変わらない、48才という若さだった。
普段は趣味で武道をやっておられて体格もよく、
半年前に、電話で話をした時には、
「また連絡してよ、近いうちに飲みに行こう!」
と言って、元気な様子だったのに・・・。


数年前から、自分を含めた友人知人の
親世代の葬儀は多くなってはきていたのだが、
いよいよこれからは自分の世代かと実感し、

またその他、いろんな想いが蘇り、
これからの生き様を改めて考え直す機会となった、

ちょっとショックの大きい2つの出来事だった。


昔のブログによく書いたものだが、
小さい頃から自分にとって「死」は特別なものだった。

なぜ死ぬのか、死んだらどうなるのか、
そもそも存在って一体何なんだ、宇宙って何なんだ・・・。

ふと頭に浮かぶと、終わらない思考のループが始まり、
とてつもなく恐ろしくなり、涙が溢れてきてしまう、
幼少時代から、そんなことが何度も何度もあった。

理解しようにも出来ない「死」を受け入れるために
見出したのは、

「とにかく、死を迎えたその瞬間、幸せだったと思える人生を過ごそう」

という死生観だった。
これも昔のブログに何度も書いた。

そして数年前に、父が亡くなり、
もっとも身近に訪れた「死」が自分の中になかなか定着できず、
インドに行ったり、様々な書籍を読み漁ったりして
辿り着いたのは、

「人は死なない、魂は永遠である」

という真理だった。

そう考えると、
入院中はいつも病院に居た父が、
亡くなった瞬間から、不思議と、
いつも自分の傍に居ると感じたことも腑に落ちた。

そして今回、葬儀に参加し、
また訃報に接して浮かんできたのは、

「明日死ぬと分かっていたら、いまそうしたか?」

ということだった。もし分かったら、
多分、全然違った言動・行動や選択をする人も多いだろうし、
自分もきっとそうだろう。

しかし、明日は言い過ぎだが、まさか、
近いうちに死ぬと分かっている人間は殆どいないはず。
ならば、いまそうする、
すべてのことが無駄でもあるとも言えるし
だからこそ逆に、有意義でもあると言える。

つまり、やっぱり人生って、

色即是空で、空即是色だ。

その上で、どう生きるか考えねばならない、
そう思ったのだ。


そういえば、
自分の父の葬儀の際、
喪主の挨拶でこんな事を言った。

早く亡くなるということは、
早くこの世を卒業するということであって、
つまり、この世で学べることを早く修得したから
早く亡くなるということである・・・。

今回もまさにそう思った。そういう意味では、
(亡くなった方や遺族には失礼な言い方だが)
早く亡くなった方をある意味、羨ましく思う。

いずれにせよ、お二人の
ご冥福をお祈りいたします。

kuu.jpg
色即是空、空即是色

skmt | 19:21 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

September 09, 2012

神社ファン・日本神話ファンにはたまらない旅

前回のハンコ屋のブログに書いたことがキッカケで、
九州は大分県、国東半島の宇佐神宮に行きたい!
と思い始め、

昔からこのブログによく登場している、
我が師匠、スピリチュアルカウンセラーF氏に
先月の登山の際に、

「宇佐神宮行きたいんですよー」

と伝えたところ、

「行きましょう宇佐神宮、行きましょう九州!」

ということになり、
トントン拍子に、来月10月中旬に行くことが決まったのだが、
どうぜ行くならと、

まず、神話の国・宮崎に入り、
数多くの神社を周り、北上して大分へ行き
宇佐神宮にということになった。

ちなみに今回行く予定に入っている神社はこれ。

 青島神社(山幸彦と海幸彦の伝説が残る神社)
 鵜戸神宮(断崖の洞窟に社殿を構える神社)
 宮崎神宮(日本の初代天皇「神武天皇」を祀る神社)
 江田神社(黄泉の国から戻ったイザナギノミコトが禊を行った場所)
 都萬神社(富士山と同じ、木花開耶姫命を祀る神社)
 都農神社(神武天皇が日向を出立する時に祀った社)
 大御神社(日向のお伊勢さまと言われる神社)
 宇佐神宮(伊勢神宮と同等とも言われる重要な神社)

(ちょっと多すぎるが)

でもって、
途中、延岡に泊まり、
前から行きたかった(さとなお氏大推薦の)
日本料理屋にも行くというプランなのだが、

二人で行くのもいいが、せっかくなので、
もし、興味がある方がいれば、ご一緒しませんか?
少しでも興味があればメールください。


・・・

あと、今月末は、

奈良ツアーも敢行予定。

伊勢神宮には及ばないが、
何度も足を運んでいる
大神神社のご神体である三輪山に登り、

大神神社から石上神社までの、

「古事記」「日本書紀」や「万葉集」にたびたび登場する、
自然古道を歩くというプラン。

今のところ男女併せて4名が参加予定。

こちらはこんな感じ。

 大神神社(日本最古の神社で、元伊勢の一つ)
 狭井神社(ご神水が湧く「薬井戸」の神社)
 檜原神社(大神神社の摂社、三輪山がご神体)
 崇神天皇陵(初めて国を治めた天皇、崇神天皇陵)
 夜都伎神社(春日の四神をまつる神社)
 石上神宮(神気溢れる、日本最古設立の神宮)

と、マニアックな旅が目白押しの秋です。


aoshima.jpg
山幸彦と海幸彦の伝説が残る、青島神社

udo.jpg
断崖の洞窟に社殿を構える鵜戸神宮

miyazaki.jpg
日本の初代天皇「神武天皇」を祀る宮崎神宮

eda.jpg
黄泉の国から戻ったイザナギノミコトが禊を行った場所と言われる江田神社

tsuma.jpg
富士山と同じ、木花開耶姫命を祀る都萬神社

ohmi.png
日向のお伊勢さまと言われる大御神社

usa.jpg
道鏡事件(宇佐八幡宮神託事件)で知られる宇佐神宮は今回の目玉

skmt | 22:29 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

August 01, 2012

山本印店に行ってきた

さて、前回の続きである。
謎のハンコ屋さんの話だ。
(前回の話はこちら)

そのハンコ屋を知ったのが、約7年前。
電話でしか予約が取れないと聞き、
早速、電話を掛けたもののまったく繋がらない。

数年経ち、
今の会社を社名変更するので、今回こそなんとか!
と電話しまくるが繋がらない。そして、
7年掛かりで、やっと予約が取れたのが、
奇しくも2回目に作った会社の、名義変更登記の日。

その恐るべき奇遇に仰天しながら、でも
「呼ばれるべき日に呼ばれたんだな」と納得しながら、
興奮が抑えきれなかった当日だった。

翌日、高鳴る鼓動を胸に抱きつつハンコ屋(山本印店)に到着。
狭い店内の奥に通され、30分ほど待って、やっと自分の番が来た。

仙人のような店主は、
父と母がそれぞれ作ってくれた
実印と銀行印を眺めながら語り出した。

話の6割は、個人のこと。
残りの4割は仕事に関する話だった。


個人のことは、要約すると、
自分がこの世に生を受けた理由というようなもの。

ただ、予想もしなかった話ばかりで、
俄には信じがたい話ばかりだった。

概略としては、
何やら、母方の出身である
大分県別府にほど近い国東半島で、
母方の祖先がその昔、その地で大きな勢力を持っていたらしい。
そして、自分は、その強い生命力を持った遺伝子を受け継いでおり、
その遺伝子を繋いでいくのが最大のミッションなのだという。

詳細は、ここに書くにちょっと憚れる内容なので割愛するが、
要するにそういうことらしい。考えれば考えるほど、
振り返れば振り返るほどなるほどと思えるんだが、
それにしても、なぜそんなことが分かるのだろうか。
不思議だ。


仕事の方は、
女性の力を上手に活用してやっていけばうまく行くらしく、
あと、子どものためになることもやると最初は儲からないが、
いいらしい。そして、時間は掛かるが、うまく人に任せて
自分は一線から引くようにした方がよいとも言われた。

また、今までの会社では、
自分のためにというより、
社員のためにやってきたようなもので、
居た社員たちは、うまくステップアップできたんじゃない?
と言われた。よく分からないが、そうなのだろうか。


最後に
「ここ4・5年くらいで流れが大きく変わってるねー」
と、仙人に言われたのが、

4年前と言えば、前の会社を、分割、合併、売却し、
その他、プライベートでも大きく変化し始めた時だわ。

うーん、何故分かる?

あと不思議だったのが、
ちょうど同じようなタイミングで、

神社好きの自分に対して、
九州の国東半島にある「宇佐神宮がいいみたいよ」と
教えてくれた先輩が居たり、読んでいた本に、ちょうど
その宇佐神宮のくだりが出てきたりして、興味深く読んでいたところだった。
(ちなみに、そのくだりでは、宇佐はアマテラスの墓がある場所で、
 伊勢神宮と同様か、それ以上に重要な地である、と書かれてあった)

極めつけは、ハンコ屋さんの仙人に
「あなたの祖先が、国東半島を治めていた」と言われ、
九州、大分、国東半島、宇佐神宮・・・!

たまたまにしては、えらくいろんなことが同じタイミングで重なり、
「これは何かのメッセージなのか?」と思ってしまった。

不思議だ。

ちなみに、自分の実印・銀行印は、
「これは良いハンコだから新しく作らなくてもいいよ」
と言われ作ってもらえず、会社の代表社印と角印のみを作ってもらった。

yamamoto.jpg
これがそれ。ハンコ袋も可愛いが、印影がとにかく可愛い。
改印届けを出しに行った銀行で、受付のお姉さんにも「可愛いハンコですね」と言われた。

skmt | 14:27 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

June 22, 2012

山本印店の予約が取れた


その店をひと言で説明するとしたら,
どう言えば最も的を得た表現になるだろうか。


 不思議なハンコ屋?
 知る人ぞ知るハンコ屋?
 予約が取れないハンコ屋?
 霊視能力のある店主がいるハンコ屋?
 作りに来た人の運勢を語ってくれるハンコ屋?
 作ってもらうと運気が上がるハンコ屋?
 ここでハンコを作ると幸せになるハンコ屋?


東京・渋谷から東急田園都市線に乗って
ひと駅行った先に「池尻大橋」という駅がある。
そこから約5分ほど歩き、
三宿の交差点の手前にその店はある。

店のシステムはこうだ。

電話による完全予約制で、
予約は、月~木曜の正午からのみ受け付ける。
ただし、予約が取れるのは、
翌日の13~16時の間の希望時間だけ。
予約が30分毎なので、要するに
一日に6名しか予約が取れないのだ。


芸能人や企業経営者なども来るという程だから、
知る人ぞ知るとは言っても、それなりには有名で、
それ故、全国津々浦々から電話が掛かってくる。
そうなると・・・当然ながら、
予約の電話が掛からないのである。

昔のチケットぴあの予約電話を思い出させる。

ずっと、話中なのだ。そして20分ほどして
やっと掛かったと思ったら
「もう予約いっぱいです」となる。


この店を初めて知ったのが、
確か6・7年位前だった。
その時は神戸に居たものの、
殆ど毎週東京に出張に来ていたので、
時間が取れそうな時を見計らって、
何度か予約の電話を掛けた。

もちろん繋がらず仕舞い。
その後も、思い出す度に電話したし、
現在の会社を作る時も、幾度となく電話したが、
まったく繋がる様子はなかった。

ただ、あるサイトに、
「いろいろ厳しいことを言われることもあるし、
 あなたはハンコを作る必要がない、とか、
 作っても意味がないから作らないと、断られる人もいるらしい」
と書いてあったので、

もし断られたらどうしよう?!
と思うと少し躊躇する気持ちもあったし、
今はハンコを作る時期じゃないかも、
と言い聞かせていた。

そして、今回、
装いも新たにというか、
今回の会社の設立目的の具現化に向けて、
役員も増加させ、増資も行い、そして、
社名を変更することにした。

社名変更が正式に決まってから
さぁ今度こそ!と意気込んで
何度か電話、そしてまた電話、
正午前にアラームを設定して、正午になった瞬間に電話。
飽きずに電話、もひとつ電話。さらに電話、・・・。


その間、諸々の登記変更の準備を行っており、
準備が完了し、また余裕もある日で、
また自分にとって縁の多い数字が並ぶ、
6月6日を予め登記変更の実施日と決めた。

で、
「さぁ、今日も電話しよ。でも、
 どうせ今日もかからないんだろな」
と思いながら電話したある日。

正午から掛けること数回、
5・6回掛けたところで、掛かった!



店「はい山本です(あれ家か?)」
僕「あ、あの予約をお願いしたいんですが・・・」
店「明日14時半に来てください。(限定なのね)」
僕「はい!」
店「今お持ちのハンコを持ってきてください。」
僕「はい!」
店「ではお待ちしております」


という超シンプルな会話で、予約は成立。
時間を指定されたということは、考えるに
(その時間しか空いてなかった?)危ない危ない。

で、えっと明日は何日だっけ?
えぇ!6月6日!
登記の日じゃん!マジで!

なんという奇遇!というか、
この日こそがふさわしい日だったんだ。

という訳で、翌日、
6月6日に行ってきました。

外観は意外とモダン。
中は超狭い。3帖くらいしかない。

中に入ると、
仙人みたいな店主が若い女性客と話をしている。
その真後ろにも別の若い女性客が待っていて、
すぐ横に、仙人の奥さんらしき方が立っている。
(この狭い中どこに座るの?)と思っていると、
仙人の奥さんが店の奥に座れと手をこまねく。

そして、小さな紙切れに、
名前と生年月日を書くよう指示される。
社名変更後の会社のハンコも欲しかったので、
会社の名前も書いて、奥さんに手渡した。

狭い店なので、
前の若い女性客との話がまる聞こえである。
仕事のコト、彼氏のコト、結婚のコト、両親のコト・・・
聞くつもりはないが、すべてまる聞こえである。

二人の若い女性の詳しい身の内話を、
聞くつもりはないが、すべて聞き、
待つこと、約30分。自分の順番になった。

さっき名前と生年月日を書いて
渡してあったメモを奥さんから手渡された仙人は、
持参していた、30年ほど前に、
父が作ってくれた銀行印と、
母が作ってくれた実印を見ながら、語りはじめた。


長くなってきたので、続きは次回。

photo.jpeg


skmt | 23:36 | diary | Comments(0) | トラックバック(0)

Categories

  • Home
  • Profile
  • Diary
  • Book
  • Photo & Word
  • Music
  • Essay
  • Archive (1996.11.1-2006.6.30)

Calendar

<  2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

Archive