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オススメ度 : ★★★★

山口抗争が起きていることをきっかけ手に取った本。当時は全く知らなかったが、４年前にベストセラーになったらしい。山口組直系武闘派組織「後藤組」の後藤忠政元組長の自叙伝だ。創価学会との攻防や、伊丹十三襲撃事件の詳細、朝日新聞社前で割腹自殺した右翼活動家・野村秋介との出会いや深い縁など、どれも興味深い。しかし、まるで映画を見ているような実感の湧かない世界だ。

オススメ度 : ★★★

名店を各地２点づつ紹介している。それぞれの店には、切り絵作家の成田一徹さんの絵が掲載されている。成田さんが選んだというだけで、名店中の名店だと分かる。ワインは嫌いじゃないが、日本酒をのっと極めたいのだが、ウイスキーやカクテルのことももっと知りたいと思わせる。居酒屋も良いが、バーもいいなぁ。

オススメ度 : ★★★

太田和彦氏の京都の居酒屋を紹介する本には必ず出てくる名店を、いつもの店紹介だけでなくコラム風に描いた本。先日『酒亭ばんから』に行った際に、「太田さんの本（これとは別の本）を見て来たんですよ」と言ったら、コラムに載ってたバイトは今日休んでいますよ、と言われ、なんこと？と思ったが、この本に書かれていた学生バイトのことだったと読んでみて分かった。いずれ全店制覇したい。『食堂おがわ』に行くのが最終目標。

オススメ度 : ★★★★

太田和彦の本ばかり立て続けに読んでいるが、これは、男性女性それぞれへの居酒屋の楽しみ方を指南した本。しかし、よくもまぁ居酒屋ネタでここまで味わい深く楽しめる文章がいろいろと書けるものだ。とにもかくにも、これから歳を重ね、いろんな居酒屋を楽しめると思うと楽しみになる。さて、今日も昼酒だぁ。

オススメ度 : ★★★★

「孤高の居酒屋評論家」が厳選した随筆＆短編集。収められた作家たちは、景山民夫、山田風太郎、石原慎太郎、山本周五郎、山口瞳、沢木耕太郎、椎名誠、伊集院静、宮本輝、吉行淳之介、開高健、小松左京、よしもとばなな、竹鶴政孝など。著名な作家や好きな作家も多く楽しめた。中でも、一時期どはまりした椎名誠の文章を久しぶりに読んだが、やはりおもしろい。彼には多大なる影響を受けた。あと、やはり珠玉だったのが、宮本輝だ。またいろいろ読みたくなった。あと、あとがきの太田和彦によるお酒の性格づけがまさにその通りだった。日本酒は情に訴え、ワインは口説き、焼酎は何も考えず、ウイスキーは哲学を語る・・・だっけ？ちょっと違うけど、だいだいそんな感じ。