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オススメ度 : ★★★★

この前に読んでいた本「その女アレックス」が、舞台はフランスはパリ。内容は、誘拐に猟奇殺人に虐待・・・という内容だっただけに、次に読み始めたこの本とのギャップが大きすぎて、急に肩の力が抜けたような感じで、なんとも心が和んだ。時代・舞台は江戸。長屋で起こる様々事件を、長屋に住む庶民たちが解決していく。まるで落語を聞いているようだった。購入したのは、帯に百田尚樹が「この小説には……やられた！」と書いてあったからで、何にやられたか分からないが、とても心落ち着く、読後感の良い本だった。

オススメ度 : ★★★★

「週刊文春2014年ミステリーベスト10」1位。 「ミステリが読みたい! 」「IN POCKET文庫翻訳ミステリー」でも1位という3冠を達成した超ベストセラー本。家族が購入し、おもしろそうなので読み始めたのだが、内容としては今まであまり読んだことがないような種類のものだった。読んでいて思い出したのは、アーサー・ヘイリーや、ジェフリー・アーチャー、シドニィ・シェルダンなどの作家たちの本。学生時代にのめり込んだ作家たちで、共通するのは、一度読み始めると止まらず、寝不足になるというもの。今回の本はさすがに寝る間も惜しんで読んだ訳ではないが、下手したらそうなっていたかもと思えた。

オススメ度 : ★★★★

新卒採用のお手伝いをすることになり、採用サイトや入社案内を作らせてもらった古田土経営（本社：東京）。これはその古田土経営の所長古田土満氏が、顧問先に向けて毎月書いているレターを書籍化したもの。この本を読むまでもなく、採用ツール制作のために取材させてもらった社員たちの声を聞くと、この会社の理念がいかに素晴らしく、その理念がしっかりと浸透している様は分かってはいたが、改めて凄い。新卒採用の仕事に従事してかれこれ26年ほど経つ。その中で、超大手企業から社員数名の会社まで取材し広告制作に携わってきたが、その中でこの古田土経営は随一の会社だ。もっとも素晴らしい会社だと言って間違いない。

オススメ度 : ★★★★

戦国時代に生きた前田慶次の名は知っていたし、漫画「花の慶次」も知っていたが、正直あまり興味がなかった。言っちゃ悪いが、漫画の画風を見ただけで、なんだかあまりにデフォルメしているなという印象を持ってしまい興味が失せていたからだ。なので、漫画の原作があることも知らなかったし、隆慶一郎という作家の名も、この本を読むにあたって初めて知ったという不勉強ぶりなのだが、実際読んでみると、その独特の世界観にすっかり心を奪われてしまった。戦国時代のおもしろさを再認識し（特に直江兼継！）、隆慶一郎の懐の深い作風に大いに興味を持った。早速、次に読む「影武者徳川家康」を購入した。

オススメ度 : ★★★

ふと立ち寄った本屋で平積みされていてつい買ってしまった本。タイトルからイメージされる通り、限界集落を立て直していく話。はっきり言ってしまえば、予想通りの展開で、特に目新しい驚きや発見はなかったのだが、気軽に読めた。来年、NHKでドラマ化されるようだが、そちらを期待して見たい。限界集落を農業で立て直すということでは、ついこの間、カンブリア宮殿でやっていた、「大潟村あきたこまち生産者協会」の取組の方が斬新だった。あきたこまち通販で買おうかと思っている。